就活コラム

最終面接の対策はこれでバッチリ!人事経験者が語る採用の裏側とは

2021/11/30

Column

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1.面接のチャンスをもらうためにすべきこと

まず、面接に行きつくまでの段階において大切なことをいくつかお伝えしましょう。

新卒、中途採用問わず、まず履歴書と職歴書をお送りすることが第一段階ですが、私は採用担当者として履歴書や職歴書の内容を確認する前に、まず応募メールの内容や添付された“鏡文書”から履歴書を確認するか否か判断していました。

これは某大手リクルート関連企業の方から教わったのですが、膨大にある履歴書を全て読む時間を削減するための対策の一つです。

ほとんどの人が定型の文面で作成しており、丁寧な文書であればそれで問題ナシ!

鏡文書の中で自己アピールをする必要はありません。

しかしながら、鏡文なしに履歴書だけを送ってくる人がいたり、メモ用紙に「宜しくお願いします。」だけ記載してくるような人も事実います。

社会人として働く以上「知らなかった。」は通用しません。

鏡文例はネットで検索できますので、きちんと作成し、必ず添付しましょう。

 

あと、補足ですが履歴書の年数がどう計算しても合わなかったり、誤字脱字も少なくありません。

そんなつもりはなくても「いい加減。」というネガティブな印象を与えてしまいますので、郵送(送信)する前に必ず何度も何度も繰り返し見直しましょう。

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2.選ぶ側でもあることを忘れずに

さて、本題の最終面接についてですが、全員一致で「この人に絶対に入社して欲しい!」という人でない限り、採用担当者や募集部門の部門長、時には社長を含めて何度も合否を協議します。

極端な場合、99%来てほしい人材であっても、何かひっかかる部分が1%でもあればプラスアルファの面接が設定される場合もありますし、たったその1%で不合格となる場合もあります。

ひっかかりを感じる理由は様々ですが、最も多いのが社風や会社の価値観と合わないと感じられる部分が見受けられたり、「本音で話していないな。」とどこか胡散臭さを感じるところであったり…。

いずれにせよ、最終面接の対策として最も大切なことは“正直に答える”ことだと私は思います。

例えば、その企業の価値観に賛同できない場合は無理に同意する必要はありません。

合格したいがためにその場限りで同意したところで企業側はそれを見抜きますし、何より、後々しんどい思いをするのは自分自身です。

「なんだかおかしいな。自分とは合わないな。」と思うところがあれば、本当にその企業の価値観に合わせることができるのか家に帰って冷静に考えるべきです。(実際に私はそれで失敗したことがありますから…)。

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3.気を付けるべきこと

次に、最終面接では具体的な条件の話も出るでしょう。

特に中途採用の場合は前職の待遇を踏まえて希望を問われると思いますが、その時にも同じく“正直に”希望を伝えることが大切です。

希望が叶うかどうかなんてわかりませんし、ムリであれば企業側と協議すれば良いのですからね。

時々「入社できれば、給与はいくらでもかまいません。」なんて言う人もいますが、当然企業側は額面通りに受け取りません。

あくまでも私の経験上ですが、面接で自分の意思や希望を正直に伝えない人は短期間で退職する傾向にあります。

正直に本音を伝えない人、またなんでも企業側の言うことに同調する人に対して面接官は不信感を持ちますし、当然合格とすることはないでしょう。

面接官たちはあらゆる角度からアナタを見ていますし、いくら平静を装っていても本音でないことを話している時は目の動きや表情に必ず現れます。

現に私は、あまりにも目が泳ぐことを理由に不合格とした人もいます。

 

もう一つ重要な対策として絶対に忘れないで頂きたいことは、最終面接=合格決定ではないということを頭に置いてのぞんでください。

“慣れ”とはコワイもので、1回目、2回目の面接では緊張しながらも一生懸命に受答えしていた好印象だった人が、3回目以降になると慣れや気の緩みから態度や言葉遣いが崩れることも少なくありません。

最初の印象が良ければ良いほど、その落差に企業のガッカリ度は大変なものです。

身だしなみから挨拶、面接中の態度、決して気を抜かず1回目の面接と同様の緊張感を持ってのぞんでください。

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4.実はとっても簡単な「重要な対策」

最終面接は企業側へ自分の希望や意思を伝える最後のチャンスでもあります。

重要なことを一切伝えず、入社後にビックリするようなことを申し出る方も稀にいますが、理由によっては試用期間中に退職せざるを得ないことにもなりかねません。

そうなると企業側にとっては大変な迷惑ですし、アナタ自身もまたイチから就活を始めなければなりません。

そんな双方にとっての不幸を避けるために家庭状況や健康上など、仕事に影響を及ぼすと考えらえることは入社前にきちんとお伝えしておきましょう。

 

最後にもう1つ、面接官へ印象を残すポイントをお伝えします。

最終面接までに散々志望動機を伝える機会があると思いますが、最終面接の最後にもし時間が頂けるのであれば、今一度どのように自分がその企業に貢献していくのか「意欲」を簡潔に伝えましょう。

その最後の一言はアナタが思う以上に面接官に大きな印象を与えますし、もし1名の採用枠に対して2名以上の候補者が残り、いずれも甲乙点けがたい場合、その最後の印象が合否の判断に大きく影響する可能性も大いにあります。

「最終面接の対策」、それは“一生懸命誠実に、正直に答え、表現すること”です。

 

2021/11/25

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